AWS SAP認定を取得しました – 私の学習方法と試験のポイント

こんにちは。しげぞうです。
普段はAWSを利用したWebアプリケーションの開発/運用保守などに携わっています。
実務でAWSを活用するための知識と提案力を高めたいと考え、先日AWS SAPの認定試験を受けてきました。

結果は無事合格🎉

この記事では、AWSソリューションアーキテクトプロフェッショナル試験(AWS SAP)の合格を目指す方に向けて、私の学習方法と試験対策のポイントをご紹介します。
この記事が、皆さんの学習の参考になれば幸いです。

受験時点の前提知識

これまでに、AWS上でのWebサイトホスティングやWebアプリケーションの機能改善、AWSアカウント間データ移行などを実業務で経験してきました。
また、AWS認定資格として、次のものを取得しています。

  • AWS ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)
    (2021年8月に取得。今は失効)
  • AWS デベロッパーアソシエイト(DVA)
    (2022年5月に取得。今は失効)
  • AWS SysOpsアドミニストレーター(SOA)
    (2022年7月に取得)

学習期間とスケジュール

学習期間は2ヶ月で、平日の夜や土日に集中的に学習時間を確保しました。

学習時間
参考書の読み込み およそ15時間
問題の演習/復習 およそ20時間

教材紹介

AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル

AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト(SAA)の学習で、AWSのサービス内容を幅広く問われることが多かったため、1冊でより多くの情報を広く網羅できる参考書がいいなと考えていました。実際に本屋で手に取ってみて、本の厚みを含め情報量が多いように思えたこちらの本を選びました。

メジャーなサービスから業務の中ではほとんど触ることのない超マイナーなサービスにも焦点が当たっていて、「AWSのサービスを利用して多種多様な要件に対する解決策を提案できる/リードできる」という認定の背景が意識された大変有意義な参考書でした。

AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル

Cloud License

AWS認定資格試験界隈では超有名な オンライン問題集です。
SAPの学習で利用する場合は、4,580円/90日間 になります。(ベーシックではなくプロフェッショナルプラン)
以前認定資格を取得した時もお世話になったので、今回も利用しました。今回の認定試験(SAP)については、1セクション7問が計83セクション(計581問)も用意されていました。(2025年5月時点)

問題のレベルも本番と遜色ないものでしたので、学習の教材としては非常におすすめです。(内容も都度ブラッシュアップされている模様)

SAPの試験は試験時間が180分、問題数は75問とかなり長丁場です。(SAAの試験と比べて試験時間が+50分、問題数は+10問になります)
問題文も読み疲れるくらい長いため、問題文の長さや言い回しに慣れておくためにも Cloud License はやっておくことをお勧めします。

Cloud License

AWS Skill Builder(公式練習問題集)

AWSが提供しているOfficial問題集です。本番さながらの問題を 20問 解くことができます。本番試験の形式や出題傾向を把握する上で役立ちました。
公式の問題集ということもあって、本試験でも類似の問題が1~2問出題されていた気がします。

AWS Skill Builder(公式練習問題集)

学習方法

次の流れで学習を進めていきました。

  1. 公式問題集で実力把握
    まず、AWS Skill Builder(公式練習問題集)を解き、現在の実力を把握しました。
  2. 参考書(AWS認定資格試験テキスト)を読み込む
    サービス内容とその使われ方、アーキテクチャ構成図を頭に浮かべながら、割と細かいところまで読み込みました。理解に納得がいかない箇所は、BlackBeltやサービスのマニュアルを漁りました。
  3. オンライン問題集 Cloud Licenseで演習
    問題を解いた後はセクション単位でまとめて復習するのがお勧めです。私は演習モードで約350問(全体のおよそ6割)ほど解きました。問題文(要件)を読みながら、頭の中でアーキテクチャ構成図を描けるようにしていきます。これは今回の試験に限らず、現場でも役立つ能力だと思います。
  4. 模擬試験
    Cloud Licenseの本番試験モードで模擬試験を行い、時間配分や問題形式に慣れていきました。私の場合は、本番試験モード(75問)を2セット実施しました。正答率は90%でした。

試験対策

AWS Well-Architected フレームワークに基づいて、現状の組織やシステムの課題を解決していく最適な提案や対応方針を検討していきます。
主に次の4分野について問われますが、各分野で題材にされる案件、ソリューション提案として重要になってくるサービスを私なりに列挙してみました。

1. 複雑な組織に対応するソリューションの設計

分野の題材
・各拠点(事務所,リモートワーク) → 社内ネットワークへの安全な接続方法の検討
・マルチAWSアカウント構成(組織,部門,チーム単位)におけるIAMユーザー/ロールの運用管理と請求管理
ポイントとなるサービス
・VPC系:Direct Connect、Site-to-Site VPN、Transit Gateway, Workspaces など
・IAM系:Directory Service、Organizations、一括請求 など
・IaC系:CloudFormation StackSets、CDK など

2. 新しいソリューションのための設計
3. 既存のソリューションの継続的な改善

分野の題材
・災害復旧(Disaster Recovery)を意識したサービス復旧レベルとその復旧の仕組みの検討
・ネットワーク、アプリケーションのパフォーマンス監視(ログ、メトリクス、脆弱性)と分析
・継続的なコスト管理とその改善
ポイントとなるサービス
・CI/CD系:CodeBuild、CodeDeploy、CodePipeline など
・監視系:CloudWatch、X-Ray、Inspector、Kinesis、Athena など
・コスト管理系:Budget、SavingPlans、Compute Optimizer、コスト配分タグ など

4. ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速

分野の題材
・オンプレミスからAWSクラウドへのサービス移行方法の検討
・システムリファクタリングの検討
ポイントとなるサービス
・移行方法の検討/評価:Application Discovery Service(ADS)、Migration Hub など
・移行ツール:Application(Database) Migration Service(MGN, DMS)、SnowBall など
・リファクタリング:Outposts、Transfer Family、SES など

まとめ

SAPは、SAAと比べると要求される知識/守備範囲の高い試験だなと感じましたが、しっかりと対策すれば合格は可能です。この記事が、皆さんの学習の助けになれば幸いです。
今後もAWSに関する知識を深め、より良いソリューションを提供できるよう努めていきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です