こんにちは。2023年度入社、デバイス好きの いさむ です。初めてとなる今回は「VRゴーグルを被って仕事してみた」というタイトルで Meta Quest 3 と Immersed を体験した感想を紹介します。
この記事にした理由
私はテレワークする頻度が高く、家ではノートパソコンのモニターに2枚の外部モニターを加えた計3枚のモニターを用いています。
- ノートパソコンのモニター : 1920 x 1200 : 15インチ
- 外部モニター1 : 3840 x 2169 : 28インチ
- 外部モニター2 : 1920 x 1080 : 24インチ
外部モニターの使用方法として、チャットツールを常に表示させていたり、設計書を横に並べながらプログラムを記述しています。私はウィンドウを散らかすタイプなのでモニターが多くあることに越したことはないと思っています。
しかし、職場で作業する際にはそうはいきません。複数枚モニターを使うにはスペースが足りず、外部モニター1つで我慢している状況です。
「もっとモニター枚数が欲しい!!!」
「Meta Quest 3 であれば職場に持って行ける!?」
そんな理由で Meta Quest 3 を外部モニターとして利用できるか試してみたいと思います。
Meta Quest 3 とは?
「Meta Quest 3」はいわゆるVRゴーグルであり、頭に付けるモニターのことです。VRゴーグルの使用方法として多いのは、仮想現実を用いてゲームプレイであったり、180度3Dなどの立体的な動画の視聴などが挙げられます。今回の記事では「頭に付けるモニター」という点に着目し、Meta Quest 3 を外部モニターとして用います。VRゴーグルは多々ありますが、Meta Quest 3 の特徴であるMR機能(複合現実)やハンドジェスチャー機能にも触れます。
Immersed とは

「Immersed」とは Meta Quest 3 で使用できるアプリの1つで、公式の説明では「VRオフィス!VRで複数の仮想スクリーンを素晴らしい仮想世界で使える無料アプリです。」とありました。その説明のとおり、同じ仮想空間に集まって複数の画面を共有したり、ホワイトボートを用いたりなど、仮想的なオフィスとして利用できます。
この Immersed を用いてノートパソコンと Meta Quest 3 を接続でき、目の前にノートパソコンのモニターを仮想的に表示させます。また、物理モニターの表示に加え、2枚までの仮想モニターを利用できます。私が職場で利用する場合、ノートパソコンのモニターと外部モニター1つに加えて2枚の仮想モニター、最大4枚のモニターを表示させるつもりです。
使ってみた
結論
実はこの記事も Meta Quest 3 と Immersed を用いて記述しています。使ってみた感想として、「通常のマルチモニター環境と同様に扱えるが、デメリットも多く今後は使わないだろう」といったところです。
メリット
モニターの配置・大きさが自由
Immersed ではモニターの配置や大きさが自由に変更できます。モニターを手元の上に被せる様に配置すれば文字が入力しやすくなりました。空中(視界上の方)に配置して、常にSlackのようなチャットツールを開いて監視することも可能です。Immersed で生成できる仮想モニターは縦向きにも配置できるため、ソースコードの記述や調べ物の際にとても見やすいです。また表示するモニターの大きさを自由に変更できるので、大画面にして文字を大きく表示させつつ作業領域を広げられます。Meta Quest 3 と Immersed を用いて感じた1番のメリットが モニターの配置・大きさが自由 というところです。
簡単に周りの景色が変えられる
Immersed では設定を変更するだけで景色を変えられます。カフェやオフィス、社長室であったり、はたまた宇宙空間で作業できるため、景色を変えて気分転換したり、新鮮な気持ちで作業に望めます。
私は周りの様子を見たいので、Meta Quest 3 の正面に付いたカメラを用いて周りの様子を映し出せるMRモードを常に使っています。物にぶつかって何度も痛い目を見たので・・・一応メリットとして記述しましたが、あまり使いませんね。
デメリット
酔う
長時間 Meta Quest 3 を付けて画面を見ていると酔って気分が悪くなります。あまり頭を動かさず空間に固定された仮想モニターを見ているので酔わないだろうと思いました。しかし複数のモニターを表示させるためノートパソコンの処理能力不足により、画面がカクついたため酔います。私は三半規管が弱いので3時間ほどでギブアップ。Meta Quest 3 を外しました。
顔面が痛い
Meta Quest 3 の重量は515gです。この重量のものを頭に3時間付けるのは辛いです。私は公式のシリコン接顔部とサードパーティー製のヘッドストラップを付けていました。それでも顔面が痛いです。
(Meta Quest 3 を買うだけでは通常接顔部は布製であり、ヘッドストラップはありません。そのためアクセサリーを買わなければかなり痛い目を見ることになるでしょう。)
仕事で痛めるのは腰だけにしておきたいです。
視界が狭い
Meta Quest 3 を装着すると装着していない時と比較して視界が狭くなります。キーボードを見るために視線を落としたり、横に表示しているサブモニターを見るために視線を横にずらしても見ることができません。頭も動かす必要があります。
また、メリットにて「大画面にして文字を大きく表示させつつ作業領域を広げられます。」と記述しましたが、表示するモニターを大画面にするほど頭を動かす必要があります。通常のマルチモニター環境では視線を動かすだけで他の画面を見ることができるので、ここは致命的なデメリットです。
見た目がおかしい
VRゴーグルを装着している人全てに共通することです。傍からみると滑稽ですし、狂っている・頭のネジが数本取れていると思われます。会社でおかしな人と思われても装着し続けられる勇気(狂気)があれば良いですが、流石に常用したいとは思いませんでした。在宅で作業するのであれば、人の目を気にする必要は無いですが、これでオンライン会議に出るのは正気の沙汰ではないですね。

その他所感
Immersed を用いると Meta Quest 3 の画面上に外部モニターと仮想モニターを表示できました。画面を見ていて遅延は感じられず、PC操作は快適でした。しかし、モニターの大きさや位置を変えたいと思ったときには不便です。ハンドトラッキングによる操作は思った通りにいかず、苦戦しました。その場合はコントローラーであれば思うように操作できますが、持ち替えるのはかなり面倒くさいです。
最後に
「VRゴーグルを被って仕事してみた」というタイトルで Meta Quest 3 と Immersed を体験した感想を記述しました。メリットを感じられたものの、それを上回る多くのデメリットを感じました。今後業務用途で Meta Quest 3 を装着することはないでしょう。
眼鏡くらいのサイズ・重量で、視界も広いデバイスが欲しいです。スマートグラス(XREALの製品など)がそれに近いようですね。次の記事はそれになるかもしれません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
